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社長のコラム『風の見える朝』

No100. 自信と誇りを持とう

投稿日:
投稿者:
大西秀憲
コラムを書き始めて、気が付いたらこれが100話目になる。
主に「姫路⇔東京」を移動する新幹線の車中で「一気に書いた」ので間違いもある。

さて、100話目に何を書くか?
締め括りは、やはり「日本について」書こうと思う。
結論を云えば、私は「世界でこんな素晴らしい国はない」と思っている。
なぜ、素晴らしいのか?
それは、住んでいる日本人が素晴らしいからである。
ただ残念なことは、当の日本人の多くが全くそのことに気が付いていないことである!
そこで、次に素晴らしさの根拠を挙げてみよう。

第一にはヨーロッパに伍する文明を独自に生み出したことである。
政治・経済・芸術・技術・文化・教育等を総合的に評価すると上位は先進国が独占する。
その先進国の中で最上位グループはG7と呼ばれる国々である。
G7の中で、ヨーロッパ系以外の国は「日本」だけである。
ヨーロッパから遥か彼方の極東に、彼らに優るとも劣らない文明が独自発生したのだ。
その思想も手法も欧米とまるで異なる。
人種的にも異なり、食生活も、そして宗教観もまるで異なる。
地球の一番東の果てに、このような文明国が、ヨーロッパとほぼ同時期に起きた。
ヨーロッパの近くで彼らの影響を受けた訳ではない。
(もちろん、日本文明は明治以後ヨーロッパからコピーしたものではない)
これは極めて不思議なことである。

第二にはほとんど昇華に近い思想と文化を持ったことである。
私はそれを「恥」と「謙譲」と「勤勉」だと思っている。
例えば(世界では絶対に信じられないが)日本では当たり前の美徳がある。
「道で拾ったお金」を警察に届けることである。
お金だけではない、時には財布やカバンを拾っても届け出る。
・・・道に落ちていたのを、わざわざ届けるのである!
近い例は他にもある。
新幹線のホームにスーツケースやカバンを置いても無くならない。
(カバンを置いて、弁当やお茶を買いに行く人は実に多い)
戻ってきても、ちゃんと元のままの場所に「カバン」はある。
・・・これなどはいくら説明しても世界の人は信じないであろう。
いつもカバンの傍に居ても、少し油断をすれば盗られるのが世界の常識である。
「謙譲」と「勤勉」については、書くまでもないだろう!
  (日本人の性格を一言で云うと「謙譲」であると思う)
     ・・・「謙譲」は日本の近隣諸国には全く無い。

第三には高度な技術を持ったことである。
こう書くと、それは明治維新後に欧米から真似たものだ!と云う人がいる。
それは全く違う。 認識不足である。
明治を迎えるまでに、既に日本人は極めて高度な技術・技能を持っていた。
それは「鉄や金属の加工技術」、「橋梁技術」、「織物技術」、「造船技術」等である。
技術は「道具」に現れる。
例えば百姓は用途に応じて使い分ける実に多くの道具を持っていた。
工人の大工(例えば宮大工)も実に多種多様の道具を持ち、使い分けていたのである。
・・・そこから道具産業が自然発生し、更に道具は高度になる。
要するに「要素技術」、「基礎技術」が日本の津図浦々に発達していたのである。
従って、明治を迎えると電光石火「造船」や「紡績」や「重工業」が立ち上がったのだ。
(維新後わずか30数年で当時世界一の海軍、バルチック艦隊を破る海軍力を持っていた)

第四には極めて高い教育水準を持ったことである。
江戸時代の末期(例えば1850年ごろ)日本人の識字率は6~7割に達していたと云う。
これは実に驚くべき数字であり、もちろん世界一の水準であった!
当然ながら、欧米人も遠く及ばない。
この時代には、日本中に「寺子屋」と呼ばれた初等教育の場が実在した。
その数は全国に「約2700」もあったと云われている。
子供達はここで「読み・書き・そろばん」を勉強したのである。
(これとは別に、各藩の藩校が全国にあり、更に幕府の中央教育機関もあった)
徳川幕府に招聘された欧米人が日本人に接して、皆びっくりした!
それは、貧弱な身体をして粗末な着物を着た普通の民が、字を読み計算できることだった。
(彼らは、インドから日本に至る処々の民族に接し、日本も同様に劣悪だと思っていた)
身体つきは他のアジア人と同じだが、全く違った高度な教養を持っていることに驚いた!
この高い教育水準が、明治を迎えて一気に開花したのである。
・・・向学心ぐらい重要なことはない
要するに身分を問わず、一般民衆が一応の教育を受けていたのである。
(今から160年も前のことである)
このような例は世界に無い!
・・・アメリカを見よ!21世紀の現在でも「読めない・計算できない」多くの人が居る。

1854年に「黒船」が浦賀沖に来た。
それを見学するために実に多くの日本人が浦賀に集まった。
見物者の中には、黒船を遠くから「スケッチ」した人が多く居た。
その人達の中には見るだけでなく、黒船を作るためにスケッチしている人が居た。
信じられないことだがこの後、自分達で本当に「黒船」を作ってしまったのである!
薩摩の島津藩、四国の宇和島藩、そして佐賀の鍋島藩がそれぞれに作った。
何と「蒸気機関」まで見よう見まねで作ってしまった。
薩摩で蒸気機関を担当したのは「鍋や釜」を作っていた職人たちである。
そして宇和島藩では、何と「ちょうちん屋」が蒸気機関と蒸気船を作ってしまった!
だが、これらは偶然に出来た訳ではない。
一般民衆が、それだけ高度な技術と、そして教育水準を持っていたと云うことである。

日本人の優れた面を書いたが実は一番優れた面は、世界の民族の「目標」となった事だ!
なんだかんだと云っても世界をリードし、動かしているのは白人である。
・・・現在でもサミットを見れば分かるであろう。
宗教・政治・軍事・経済・産業・技術・芸術・文化・スポーツ全てに於いて白人主導だ。
その中、白人以外の国で白人国に堂々と対抗している「世界で唯一の国」が日本である。
従って、有色人種の民族・国の指導者は日本を「目標」にしているのである。
「有色人種でもやればできるのだ!」と云う頑張りの目標(あこがれかも?)である。
例えば日本人は130年も前から、西洋音楽・芸術に取組み、今や世界最高水準にある。
昨今、アジアの人々がやっと取組み始めた所だが、これは日本と云う模範があればこそだ!
戦争を賛美するつもりは毛頭ないが、白人国全てを向こうに廻し、正々堂々戦をしたのは
世界の歴史上、ただ一つ「日本人」だけである!
この事実は日本人は忘れていても、世界の有色人種は強い意識として持っている。
技術や経済については云うまでもないだろう!

このように素晴らしい民族である日本人と日本について、当の日本人が気付いていない。
(誇るどころか、むしろ悪い民族・ダメな民族だと、自虐的ですらある!)
  ・・・原因は諸説あるが、私は日本人の「謙譲と和の精神」からくると思っている。
国連運営費の約20%を負担する日本だが、決して表にシャシャリ出ない。
立派な事を云う先進国が、例外なく大量の武器を世界中にバラ撒いている事実!
この武器によって、世界中に戦争・紛争・内戦が絶えない!
  ・・・ただ一つ、日本だけは武器を輸出していない。
このこと一つ取っても、日本は世界に誇るべきことで、もっとアピールすべきである。

これから日本がすべきことは、国際化でもグローバル化でもない!
こんな素晴らしい国、日本に気付き、日本人が「自信と誇りを持つ」ことだと思う。
そうすると世界の国々から「尊敬」を集めるようになるだろう。
とにかく日本は世界で一番素晴らしい国なのだ!

                                               100話 完

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