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社長のコラム『風の見える朝』

No7. 子供の表情

投稿日:
投稿者:
大西秀憲
先日のテレビで中国の山奥に住む少数民族の子供達を見た。 
人里離れた高地に少数で暮らしている人々である。 
それは、正月を迎えようとする日々と正月を過ごす姿であった。 
映像の中心は12歳位の少女であった。 
彼女には2人の弟がいる。 
両親は1年中出稼ぎに行っており、正月だけ家に帰ってくる。 
その間、家事・労働・弟の世話の全てを彼女が一人でしている。 
非常に貧しい生活である。 
また、高地のため家事や畑の労働は非常に厳しいものであった。 
もちろん、テレビや電気製品は無い。(電気も無いのだ) 

ところが、彼女の表情は実に明るいのです。 
そして、言うことも実にしっかりしている。 
家事や労働や弟の世話をするのは実に大変な仕事である。 
そして、彼女も学校に行っているのです。 
それなのに、彼女の明るい、屈託の無い、表情が溢れていた。 
彼女と共に映像に出た子供達も、同じようであった。 

一方、日本の子供達はどうでしょうか? 
先の映像に出てくる子供達のような表情を見たことがない。 
天と地ほども違う恵まれた生活をしているのに表情は冴えない。 
いつも面白くない、不満の固まりのような顔をしている。 
そんな顔を見て、親が機嫌をとっている。 
言うことも、実に頼りない。(ほとんど単語の羅列・・・) 

少し以前に、モンゴルの遊牧民の子供達の映像を見た。 
そこに出てくる子供達の表情も実に良かった。 
もちろん、子供も分担した仕事を嬉々としてこなしていた。 
電気も、家財道具も無い質素な生活である。 
しかし、子供達は実に生き生きとして、輝いていた。 
先の少女と全く同じ表情を持っていた。 

文明や文化や科学技術が進むと、子供の表情は悪くなるのか? 
それなら、一体、科学技術や機械技術は、何のためにあるのか? 
日本の社会は世界一と言える高い水準である。 
この恵まれた中で、子供達の表情は、冴えない。 
なぜなのであろうか? 
我々は豊な生活を追い求めてきた。そしてそれを手に入れた。 
ところが、大人はストレスに悩み、子供は表情が暗い。 
我々は何を求めてきたのだろうか??

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